
五行思想は、戦国時代の陰陽家騶衍(紀元前305年頃 – 紀元前240年頃)が創始した。陰陽説は五行説と無関係に古くから存在したのに対し、五行説は陰陽説よりも後から出来たので、当初から陰陽説と一体であり、陰陽五行説といわれる。(by wikipedia)
五行の模様は、五芒星とも呼ばれ、安倍晴明の家紋としても有名です。五とは1~9の数字の中央で、完成をを意味することから、陰陽道でも魔除けの力があるとされています。
五行
性 質
木性
性質は春、発展、拡大、前進。明るく明朗で前向き。前進のみで後退を知らない。
積極的、進歩的、明瞭、物ごとを深く考えない。木や植物の様に上へ上へ伸びていく。
火性
性質は夏、情熱、輝き、知識、公正。
何事にも熱心で、情熱的。情熱を持ってまっすぐ進む。忠義心は厚く義理がたく我慢強い。公正明大で正義感が強い。頭の回転も速く、人の風上に立つ人もいるが、評論家タイプ。
土性
性質は季節の切替り。実力、堅実、受容、育成。
どっしりと重厚で温かみがある。軽々しい判断はせず熟考してから行動し成果を出す。従って大きな失敗はなく、信頼も厚い。やさしく、人受容する懐の深さがあり、相談役に適任。実力と努力を兼ね備える縁の下の力持ち。
金性
性質は秋。正義、信頼、行動、安定。
頑固で物事を前向きに明るく考えず、理屈で考える。真面目で正義感が強く、成果や結果を重視する。なかなか決めたことを曲げられないので、融通が利かない。正直で有言実行するため、信頼は厚い。さみしがり屋な面がある。
水性
性質は、冬。冷静、洞察、柔和、協調。
やさしく何事も受容するため、人間関係は天才的。どんなタイプにも柔軟に対応し、敵を作らず人脈は広い。頭脳明晰で周囲を巻き込んでイノベーションする力がある。
相生と相剋
相性
生かし合う関係性。
木生火(木が燃えて火が生まれる)
火生土(燃えた後には灰が残り、土が生まれる)
土生金(土の中から鉱物などの金が生まれる)
金生水(金属が冷えると周りに水滴ができ、水が生まれる)
水生木(水の養分で木が育ち、木が生まれる)
相剋
相反する関係。
木剋土(木は土の養分を吸収する)
土剋水(土は水を吸収する)
水剋火(水は火を鎮火する)
火剋金(火は金属を溶かす)
金剋木(金属は木を傷つける)
この五行を基に、九星の性質ができています。また姓名鑑定では五行によりその人の個性をみます。
相生と相剋の関係は、九星と九星の関係性を表し、相性を知ることができます。姓名鑑定でも同様に相性を知るために、相性と相剋の関係はとても重要です。