気学を学ぶ上で、心に留めておいて欲しいことをあげてみたいと思います。
 これらのことを意識して学ぶことで、気学をしっかりと活用することが出来るようになり、自己実現や円満な人間関係を築き、幸せな人生を歩むことが出来ます。
 ことあるごとに、ふり返りながら気学を深めていって欲しいです。

流行に敏感になる

 気学は、紀元前2000年前の中国で生まれたと言われており、とても古く歴史があります。ただ古いだけだと21世紀まで残れません。気学はその時代時代に適応してきたからこそ、その時代の時代の為政者に重宝されたのです。
 従って、気学を学ぶ我々も、流行に興味をもって積極的に学ぶことで、気学の叡智を生活に応用する知恵が生まれてきます。

過去に囚われない

 人生いろいろありますね。過去を悔やんでも現在も未来も変わりません。でも一生過去を抱えて悩み悲しむ必要もありません。過去の捉え方を変えてください。
 特に気学を学ぶ方は、人生の艱難辛苦を経て、気学という叡智に辿り着いたと思います。ですから、むしろこの気学を授けてくださったと、過去に感謝してはいかがでしょうか。私は、そのような心境になりました。
 人生に手遅れは無いのですから、あなたの心次第なのです。

好き嫌いは捨てる

 「好き嫌い」をなくすことが、気学の奥義かもしれません。我々は、なんと我の強い生き物なのでしょうか…自然界の全ての動物は、調和の中で生活しています。我々はどうでしょうか?
 気学の真理は、宇宙の成り立ちを明らかにしています。つまり「調和」が気学の最大テーマで、角のない円の様な生き方を身に着ける為のノウハウになります。

霊感に頼らない

 気学を学ぶと、いろいろな占いに興味が出ます。東洋占術(易、算命学、四柱推命)、タロット、占星術、スピリチュアルなどありますが、霊感に頼ることはお勧めしないです。それは、霊感があるとされる人に依存してしまうからです。
 気学は学べば十分に身につき、霊感が無い方でも一流になれます。気学を学び自己成長することで、あなたが自分の人生の決定権を持ち、正しい判断ができる様になることが最大のメリットです。
 ちなみに、霊感と直感は違います。直感は霊ではなく、集合無意識からもたらされるもので、気学を学ぶと直感が研ぎ澄まされ、願ったことが実現していきます。

気学の技におぼれない

 気学の技は、一般的には恐ろしいものです。それは、吉か凶の判断がはっきり出るからです。引越しの方位、姓名判断、風水など結果は明確で、吉なら発展、凶なら破滅ということになります。
 技に溺れてしまう人は、その吉凶だけを見てしまい、極端な人生の選択をしてしまいますし、他人を鑑定しても良し悪しでしか助言しなくなります。
 気学とは「気」の学問で、「気」とは「生命」の事です。日々、変化するものを対象としていることをしっかり意識した吉凶の判断を行わなければならなりません。

サンガと共に成長する

 仲間(サンガ)がいることが、とても重要なことだと思います。サンガ(僧伽)とは、仏教語で、一緒に悟りに向かい修行する仲間のことを言います。人生をかけて悟りを求めるという果てしない目標には、その過程を支え合い、刺激し合う仲間が大切です。
 気学も個人で勉強しているだけでは、その奥義を獲得するのは難しいと思います。日々、変化する「気」を活用するわけですから、達人と言われる先生に師事し、そこに集うサンガと深めていくことが大切だと思います。
 また、気学をある程度極めた人は、とても温かみのある魅力的な方が多いので、知人・友人としても大切な存在になります。