12月7日は、大雪です。西高東低の冬の気圧配置になり、いわゆる冬将軍の到来になります。日本海側では大雪、関東平野にはからっ風が吹き込みます。

12月は、「一陽来復(いちようらいふく)」と言われ、停滞していた陽気が生じます。つまり困窮し辛い状態から、一筋の希望が生まれた状態を指し、不幸続きから、幸福へと向かっていく状態と重なるので、縁起がいいとされています。
東京の穴八幡宮では、一陽来復御守が配布される時期でもあります。
「窮すれば通ず」で、絶体絶命、最悪の事態に陥ったとき、活路は開けるということを、12月を迎えるたびに、心に留めたいものです。

~暦とは~
旧暦(太陰太陽暦)では、1年を24等分した「二十四節気」を1年の指標としていました。
旧暦は、月の運行を基準とするため、太陽暦と比べて1年間は11日ほど短くなります。この11日のズレは農家など季節が大切な職業には死活問題となる為、季節の基準である「二十四節気」で、季節と暦のズレを修正しました。二十四節気は、太陽年(およそ365日)を24等分した、およそ15日ごとに節気と中気が交互に並べられており、冬至を新年の起点としています。
ちなみに、現在使用されている新暦とは太陽暦といい、地球が太陽の周りを公転する周期でみる為、季節と暦のズレは殆どありません。

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