
9月8日は、白露です。白露とは、草木につく露が白くなるという意味で、陽の気が退いて、いよいよ陰の気が陽の気より強くなります。
急に肌寒く感じる季節となり、あれほどにぎわっていた海水浴場も閑散と静まり返り、気付くと、日の長さも短くなり、徐々に1年の終わりを意識する、哀愁漂う時期になります。
9月は、上期の締めの月になり、いわば今年の活動の評価をする時期でもあります。8月に陰陽が均衡になり、9月は陰の気が勝り始めました。これは、攻め(陽)から守り(陰)への転換を意味しています。
従って、今年残すところ数か月の過ごし方を決める為に、ご自身の活動の振り返りを行い、未達成の「一年の計」を再度取り組むように計画することで、1年を有意義に送ることが出来るでしょう。
~暦とは~
旧暦(太陰太陽暦)では、1年を24等分した「二十四節気」を1年の指標としていました。
旧暦は、月の運行を基準とするため、太陽暦と比べて1年間は11日ほど短くなります。この11日のズレは農家など季節が大切な職業には死活問題となる為、季節の基準である「二十四節気」で、季節と暦のズレを修正しました。二十四節気は、太陽年(およそ365日)を24等分した、およそ15日ごとに節気と中気が交互に並べられており、冬至を新年の起点としています。
ちなみに、現在使用されている新暦とは太陽暦といい、地球が太陽の周りを公転する周期でみる為、季節と暦のズレは殆どありません。