
8月8日は、立秋です。7月の夏の土用が明け、季節は秋へと刻々と移り変わっています。
ただ我々の感覚は、まだまだ夏真っ盛り。夏の風物詩の、花火、祭り、甲子園とイベントも盛りだくさんです。
8月は、もう秋の気がたち始めている。この見えない季節の動きを24節気を通じて感じ取る感性を身に着けたいです。
流行も丁度同じです。流行った時、つまりテレビ、雑誌などのメディアに取り上げれられた時は、流行が終わり始めており、次の流行の気が立ちます。
立秋は、24節気の13番目で、折り返しの季節となり、今年の気は衰退し、徐々に来年の気が隆盛してきます。
気が早いと思わずに、来年をイメージしつつ、今年の残り月日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
~暦とは~
旧暦(太陰太陽暦)では、1年を24等分した「二十四節気」を1年の指標としていました。
旧暦は、月の運行を基準とするため、太陽暦と比べて1年間は11日ほど短くなります。この11日のズレは農家など季節が大切な職業には死活問題となる為、季節の基準である「二十四節気」で、季節と暦のズレを修正しました。二十四節気は、太陽年(およそ365日)を24等分した、およそ15日ごとに節気と中気が交互に並べられており、冬至を新年の起点としています。
ちなみに、現在使用されている新暦とは太陽暦といい、地球が太陽の周りを公転する周期でみる為、季節と暦のズレは殆どありません。