4月17日から5月4日まで期間は土用になります。  また4月20日は、穀雨です。雨が多い時期で、田畑を潤します。百穀を生育する雨の時期という意味が穀雨になります。  従って、この時期は苗を育て、土用が明けてから田畑へ苗を植えることが望まし農業の方法になります。  実際に、土用の期間に土をいじらない風習を持っている地域もあります。

注意事項としては、

・土いじりをしない。※鉢やプランターなら問題ないです。

・契約ごとは避ける。※この期間の商談は、揉めやすく、損失を招く可能性があります。

・辰の方位(東南東)への旅行などは避ける。

私も極力気を付けて、上記3点を犯さないように、計画を立てています。

特に2番目は、過去、土用の期間に来た商談に乗ってしまったことがあり、やはり損失を出す結果となりました。

季節の変わり目は、体調を崩し易いように、運気も不安手になりますので、普段以上に注意深く物事の決断を行うことが大事という学びになりました。

【土用とは】

陰陽五行思想では、五気を下記の様に季節に当てはめ、五季とします。

木=春

火=夏

土=土用

金=秋

水=冬

春夏秋冬は馴染み深いですが、土用という季節は聞きなれない言葉だと思います。

土用を司る五行の土気は、腐敗と養育の性質(九星では二黒土星、五黄土星、八白土星)を持ち、

「前の季節を終わらせ、次の季節を育む」

という季節の切り替えの作用を行います。

土用の期間は、春夏秋冬の季節の変わり目のおよそ18日間を指し、

春→土用→夏→土用→秋→土用→冬

という風に季節は循環しています。

また陰陽道では、土用の期間は土公神(どこうじん)が支配し、この期間は土公神の怒りをかわないように、下記の様な注意が必要です。

・土公神が遊行する方への、遠出や旅行。※引越しも極力避ける方が無難。

・土用の期間の土いじりおよび土の掘り起こし。(基礎工事、畑仕事など)

※今でも一部の農家では、4月の土用を避けて苗植えを行ったり、7月の土用は農業を休んで夏祭りの準備を行ったりしています。

・各土用の禁止行為。

辰月(4月)の土用は、竈や炉(キッチン)に手を加えない。

未月(7月)の土用は、玄関や門に手を加えない。

戌月(10月)の土用は、井戸(水回り)に手を加えない。

丑月(1月)の土用は、庭(ガーデニング等)に手を加えない。

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