春分

 3月21日は春分の日でした。彼岸の中日と言われ、3月18日に彼岸入りし、3月24日に彼岸明けします。
 この時期にお墓参りをするのが風習としてあります。また仏教では彼岸会という法会があり、彼岸の中日の前後3日間の計6日間で六波羅蜜の修行を完成するときでもあります。
 波羅蜜とは、悟りのことで、彼岸とは極楽浄土すなわち悟りを意味することから、太陽が真東から昇り真西に沈む春分と秋分に完成しやすいとされています。

 昼と夜の長さがほぼ等しくなるこの時期は、まさに陰と陽のバランスが拮抗するときでもあります。
 春分は、陰の気が日に日に衰退し、陽の気が日に日に繁栄しており、その中間点でになります。
 このとき、気も陰陽の中間に当たりますので、気分は高揚し過ぎず、沈滞し過ぎず丁度いい状態です。
 また1年は既に4分の1を過ぎていますので、気分が中庸の時に、一年の計を再度振り返り、心新たに新年度を迎えるといいでしょう。

~暦とは~
 旧暦(太陰太陽暦)では、1年を24等分した「二十四節気」を1年の指標としていました。
 旧暦は、月の運行を基準とするため、太陽暦と比べて1年間は11日ほど短くなります。この11日のズレは農家など季節が大切な職業には死活問題となる為、季節の基準である「二十四節気」で、季節と暦のズレを修正しました。二十四節気は、太陽年(およそ365日)を24等分した、およそ15日ごとに節気と中気が交互に並べられており、冬至を新年の起点としています。
ちなみに、現在使用されている新暦とは太陽暦といい、地球が太陽の周りを公転する周期でみる為、季節と暦のズレは殆どありません。

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